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管理人コラム

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[2015年11月23日]

森本稀哲の人間性を垣間見る

  11月某日、仕事での移動中ラジオを聞いていた。

パーソナリティーがゲストと対談するという形式である。その声質から、私はその声の主が俳優かそれと似たような職業をしている人物であると思い込んでいた。

パーソナリティーも番組の後半で、主の声について聞きやすく、人に安心感を与える、プロの目線からみても魅力的な声質であると褒めていた。

  私は話の内容から声の主が誰であるか解ったが、声だけではそれが森本稀哲であるとは解らなかった思う。それだけ、その風貌と声質にギャップを感じた。加えて、話の内容、そしてその話し方は好青年であることを感じさせてくれると同時に非常に心地よい時間を提供してくれた。

 

  番組内で彼の話した内容は、決してポジティブなものではなかった。自身の風貌(汎発性円形脱毛症→現在は完治している)の話、その時のいじめられた小学校時代の話、在日として生きてきた話、これだけの話を公共放送で話ができる人物が今どれだけいるだろうか?

 

  もともと、公表されている事実だが改めて自身の口から話すには勇気がいる内容であると思う。しかし、彼の話しぶりからはそれも感じられなかった。  自然体で力が入っていない。とにかく彼の言葉を聞いていてただただ心地よいそんな時間であった。

 

  彼の引退試合、『稀哲さんに回せ』を合言葉に、西武ナインが一丸になった。最終打席に立ってもらいたい。球場で観戦していた観客も最後に打席に立っている稀哲選手を見たい。 このような空間を最後に演出できたのは、彼の人柄なくして考えられないと思った。

  昨今、野球離れが進んでいるというが、彼のような人材を輩出しているプロ野球界の層の厚さを感じる。

彼は番組内で子供たちへのメッセージを発していたが、今後積極的に少年野球の指導をやってもらいたい。

彼自身の存在が、そして彼が話す言葉は、子供たちへ必ず響くものであると感じた。

プロ野球選手、まだまだ夢のある世界である。

夢が持てない、先が見えず苦しんでいる、そんな子供たちのために、彼の責務は大きい。

今後の彼の活躍に期待する。